実家の怪異

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柱の傷が、誰も知らない高さで増えていた

実家の廊下に刻まれた身長測定の傷跡。家族の誰も覚えていない高さに、見知らぬ刻み傷が増え続けていた。誰が、いつ、何のために刻んでいたのか――答えは最後まで出ない。 実家の廊下に、柱がある。 玄関を上がってすぐ右手、昔ながらの木造建築によく...
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実家の庭に知らない木があった話

帰省のたびに少しずつ大きくなっていく、誰も植えた覚えのない一本の木。その根が伸びる先に、家族の誰も口にしなかったものがあった。 最初にその木に気づいたのは、三年ほど前の春のことだった。 就職を機に実家を出て、県をまたいだ場所でひとり暮ら...
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