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【洒落怖】峠の配達で、数が合わなかった話

峠の山道を走る配達員が、停電の夜に立ち寄った山荘で気づいた「数の合わなさ」。それは荷物の数だけではなかった。 これを書いておかないと、たぶんおれは誰にも言わないまま終わると思う。 配達の仕事を始めて、今年でちょうど四年になる。担当エリア...
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お盆の実家、影の記録

お盆に帰省した実家で、庭の影の数がおかしい。写っているはずのものが、地面には落ちていない。そして同じ記録が、何十年も前から残されていた。 これは去年の夏の話だ。記録として残しておこうと思ってブログに書き始めたのに、書いているうちに怖くなっ...
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【意味が分かると怖い話】あの映像に、私が映っていた

引っ越したばかりのアパートで、深夜2時になると必ず同じ映像が届くようになった。問題は、その映像に映っていたのが、見知らぬ誰かではなかったことだ。 引っ越しを決めたのは、去年の秋のことだった。 職場に近くて、家賃が安くて、築年数はそこそこ...
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夕暮れ時、路地に並んでいた話

県境の小さな町に下宿した大学生が、夕方になると裏路地に人が増えていくことに気づいた。祭りの準備だと聞かされたが、その人数はある日を境に、明らかに増えすぎていた。 これはおれが大学一年の後期、つまり去年の秋から冬にかけて体験したことだ。記録...
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港の集合写真に映っていた人の話

定年を機に移り住んだ漁村で、地域の歓迎行事として撮られた集合写真。その写真の中に、自分の知らない「自分」が写っていた。 定年退職を機に、妻と二人で海沿いの町へ移住した。 子どもたちはとっくに独立していたし、都市部のマンションにいつまでも...
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そのトンネルを、検索してはいけない

年末に立ち寄ったトンネルを地図アプリで検索したとき、ストリートビューの中に見知らぬ人影が写り込んでいることに気づいた。問題は、撮影日時と、その人影が、少しずつ変わっていったことだ。 これを書いているのは、一月の半ばを過ぎたころだ。年が明け...
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『あて先がない』と書かれていた

子どもの頃に過ごした離島で、お盆の時期だけ届いた「宛名のない手紙」。大人になって調べると、同じ記録が何十年も前から残っていた。 これを書こうと思ったのは、先週、押し入れの奥から古いアルバムが出てきたからだ。 子どもの頃の写真が何枚かあっ...
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【洒落怖】その集落の朝に、記録がない

山あいの集落に赴いた清掃員が、毎朝同じ時刻に流れる不審な放送の記録を追ううち、その放送が「存在しない」ことを知る。集落の古老だけが、その声を知っていた。 これは、俺が三十代の半ばに経験した話だ。 当時、俺は県境に近い山あいの町で、集合住...
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実家への帰り道で、時計が止まっていた

夕暮れの田んぼ道を歩くたびに、腕時計と空の色が食い違う。その違和感は、ある日を境に「記録」として残り始めた。 これを書いているのは、二〇二三年の九月だ。少なくとも、自分ではそのつもりでいる。 念のため、最初にそう断っておきたかった。 ...
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峠の影が、足りなかった話

大晦日の深夜、山道を一人で走った私は、翌朝になってあの道で何かがおかしかったことに気づいた。写真に残っていたのは、自分の影だけではなかった。 これは私が経験したことを、記録として残しておくための文章です。 誰かに信じてほしいわけではない...
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