実話怪談風

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祖母がいつも挨拶していた、あの角のこと

祖母は毎朝、玄関脇の何もない壁の角に向かって「おはようございます」と頭を下げていた。幼い頃から当たり前に見ていたその光景の意味を、私が知ったのは祖母が逝って半年後のことだった。 祖母の家は、山間の小さな町の外れにあった。県境に近い、もう名...
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祖父母の家の、開かずの間のこと

祖父母の家には、子どもの頃から絶対に開けてはいけない部屋があった。理由を聞いても誰も答えてくれなかったその部屋の扉が、祖父の葬儀の夜、少しだけ開いていた。 祖父母の家には、子どもの頃からずっと開かずの間があった。 場所は、山のほうへ向か...
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