実話怪談風

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隣の家の灯りが消えた日から

引っ越してきた町で、隣の家から毎晩漏れていたあの灯りが、ある朝を境に少しずつ消えていった。灯りと一緒に、何かが——あるいは誰かが——失われていたのかもしれない。 三年前の秋、私は仕事の都合でひとつの町に引っ越した。県と県のちょうど境目にあ...
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毎晩、日記の内容が少しずつ変わっていた

三年間つけ続けた日記を読み返したとき、私は自分が書いた覚えのない記述を見つけた。しかしそれは、確かに私の筆跡だった。 日記をつけ始めたのは、大学を卒業して最初の職場に入った年の春だった。 特別な理由があったわけじゃない。配属先の上司が「...
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祖母がいつも挨拶していた、あの角のこと

祖母は毎朝、玄関脇の何もない壁の角に向かって「おはようございます」と頭を下げていた。幼い頃から当たり前に見ていたその光景の意味を、私が知ったのは祖母が逝って半年後のことだった。 祖母の家は、山間の小さな町の外れにあった。県境に近い、もう名...
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祖父母の家の、開かずの間のこと

祖父母の家には、子どもの頃から絶対に開けてはいけない部屋があった。理由を聞いても誰も答えてくれなかったその部屋の扉が、祖父の葬儀の夜、少しだけ開いていた。 祖父母の家には、子どもの頃からずっと開かずの間があった。 場所は、山のほうへ向か...
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